昨年の暮れに、とある有名人が保釈中に海外へ逃亡し話題となりました。彼は「自由」を手にいれるため、多額のお金を投じ、このことを計画し実行しました。逃亡は「成功」しましたが、さらには多額の保釈金も没収となりました。人の世界においては、お金とちからがあれば、どこへでも逃げていくことができるかもしれません。
しかし、相手が聖書の神様となると事情が変わってきます。今回の箇所から、人が神様から逃げることは絶対に不可能である理由について学びたいと思います。そしてこの神様に対してどのような応答をすることが必要であるかを考えたいと思います。(詩篇139篇1~16節)
I. 神様はあなたのすべてを知っている(1~6節) 神の全知
人がすべてのことを知るのは不可能です。しかし神様はあなたの行動のみならず、心の思いや考えさえも知っておられます。あなたの過去、現在、そして未来のことを知り尽くしておられます。神様に隠し立てはできません。あなたが他人に知られると都合の悪いことやあなたの腹黒さもご存知です。この神様からあなたは逃げられると思いますか。
II. 神様はあなたの行く所すべてにいる(7~12節) 神の遍在
人は一度に一つの場所にしかいられません。しかし神様は一度にあらゆる場所に存在することができます。霊の存在である神様は、時間や空間の制限を受けることはないのです。あなたがどこへ行こうが、神様から離れることも隠れることも不可能です。この神様からあなたは逃げられると思いますか。
III. 神様はあなたを造られた(13~16節) 神の創造
人は誰も自分で存在することはできません。しかし神様は誰にも依存することなく存在することができます。神様はあなたを造り生かしておられます。それゆえあなたの存在があります。それゆえあなたは尊い存在なのです。それゆえあなたは神様に愛されているのです。あなたを造った神様はあなたのことを一時も忘れることがありません。神様はあなたが不幸になることをお喜びにはなりません。それゆえあなたが神様の前における問題を解決するようにと警告し招いておられるのです。この神様からまだあなたは逃げようと思いますか。
まとめ:あなたを造り、あなたのすべてを知り、あなたの行く所すべてにおられる神様と向き合いましょう
もし聖書の神様から逃げられないのであれば、神様の前に降参してひれ伏すべきではないでしょうか。神様と向き合うべきではないでしょうか。あなたが神様と向き合うとは、自分の人生と向き合うことです。最大の問題である自分の(神様に対する)罪と向き合うことです。あなたの死後の永遠のことがらと向き合うことです。そして神様が用意してくださったゆるしと永遠の幸福を手にするということです。神であられるイエス様は、あなたに代わって罰を受けるためにこの世界に来られました。あなたが、“イエス様の十字架の死は私を救うためであった”と信ずるなら、罪のゆるしと永遠のいのちの約束が与えられます。神様と今日向き合いましょう。このことは人生において何よりも重要なことです。最優先しなければならない問題です。イエス様を信じていつまでも続く幸福をいただく人にとって、神様の全知・遍在・創造は、不都合な真実ではなく、喜びであり、平安であり、生きがいとなります。