4月27日 みことばは縛られない

隣国で約30人が処刑され、その大半がクリスチャンであったというニュースを聞かされても、迫害は私たち日本に住む者にとって現実味の乏しいものかもしれません。しかし教会が始まって以来、世界的にはキリスト教、そして聖書のことばへの反対が継続しています。私たちの身近においても迫害とまではいかなくても、聖書を信じ、イエス様を救い主として信じているがために難しさを多少なりとも経験しています。今回の記事に登場する使徒達とは必ずしも同じ経験をしないかもしれない私たちではありますが、みことばに反対する勢力の存在、そしてその上に働かれる神様の存在を覚え、正しい態度で対応することを学ぶことができれば幸いです。

①迫害の原因/理由 (17節):人々のねたみは迫害の原因となる可能性があります →なぜクリスチャンは人から反対されることがあるのでしょうか。その理由はさまざまですが、クリスチャンが信じていることをベースにして行動する時に、一般の人にとっては「迷惑な人」になることがあります。クリスチャンの行動が何らかのかたちで影響を与える時、反対は起こりやすいようです。また一般の人にとって長年おこなってきた「当たり前」のことを、クリスチャンがしないとするなら、「変な人」として見られる可能性もあります。今回の箇所では使徒達の行動に対して、特にサドカイ人と言われる人達がねたみを起こし反対の意思表示をしてきました。4章においてすでにペテロとヨハネは逮捕を経験しており、サドカイ人を含む宗教的指導者達から、イエス様の名前によって話してはいけないと厳しく言われていました。しかしペテロ達はそれに従わず、神様に従うことを選びました。サドカイ人達は自分たちの社会における影響力が低下したことでプライドが傷ついたのかもしれません。人々が評価し称賛する使徒達の存在をゆるすことができなかったのかもしれません。いずれにしてもみことばを語り続ける使徒達の存在は彼らにとって邪魔であり排除しなければならないものだったのです。

②迫害の内容/実体 (18節): 迫害は肉体的なものになる可能性があります  →サドカイ人達は使徒達を捕まえ、留置場に入れました。迫害は時には直接クリスチャンの身に起こって来る可能性もあります。私たちの生活においては逮捕まではいかなくても、イエス様を信じていることによって、嫌がらせや圧力、そして不当な扱いをされることは起こりうることです。現代においてはネットで自分の信仰を表現することに対して、面識のない人から容赦ない罵声・中傷を浴びせられることもあるでしょう。

③迫害における神様のお働き:迫害の時でも神様は必要なことを行うちからをもっておられる →私たちがクリスチャンとして難しさを経験することがあっても、変わることのない現実を覚えておく必要があります。それは神様のお働きです。神様は捕まえられた使徒達を傍観されていたのではありません。天使によって、留置場の扉を開く奇跡を起こし、みことばを語り続けるように励まし、実際にそのちからを与え、宗教指導者達には動揺や恐れる思いを与えられました。神様がクリスチャンの経験する迫害にどのように対応されるかは時と場合によって違いますから、捕まえられたクリスチャンが皆すぐに解放されるということでは必ずしもありませんが、神様はご自分のために苦しむ者たちを見捨てることは決してなく、最善をなしてくださるお方であるということを覚えておきましょう。どんな経験の中にあっても、全能の神様が私たちの側にはついているのです。

④迫害における使徒達の働き:迫害の時でも神様の御心に従うことを神様は喜ばれる →今回の箇所では使徒達の発言は記録されていませんが、一連の出来事の中で彼らが落ち着いて対応していることがうかがえます。天使によって留置場から連れ出され、神殿に行って「いのちのことば」を語るようにとの指示に素直に従い実行しました。彼らは、捕まえられた現実や苦労にではなく、神様が喜んでくださることを行うことに心を向けていたのです。また再度 神殿の守衛長達が使徒達を連れに来た時でも、抵抗することなく対応しました。動揺していた宗教指導者達とは対照的に、彼らは迫害下にあっても整然とそして堂々としていることができたのです。

まとめ:いかなる迫害の中でも真実のみことばは立ち続ける →クリスチャンに対する迫害や嫌がらせは、実のところクリスチャンに対してではなく、クリスチャンが信ずるみことば、そしてイエス様(神様)への挑戦です。反対する人々はクリスチャンを捕まえ、殺すことだってできるかもしれません。しかしみことばをもみ消すこと、イエス様に勝利することは不可能です。クリスチャンが否定されることはあっても、みことばの真実は変わりません。神のみことばである聖書は立ち続けるのです。みことばを信ずる者として何らかの苦難を経験する私たちではありますが、永遠に変わることのない神様のみことばを土台として力強く歩ませていただきましょう。 (ローマ8:15-17)

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