4月3日 主の復活による表示

イエス・キリスト様の復活によって、イエス様がキリストであられることがあらわされました。(使徒の働き2:32~36) イエス様は神であられると同時に人としてこの世界においでになりました。“キリスト”は職務を説明しており、それは不変のものです。復活されたイエス様は、旧約聖書がご自分について記しており、それら一つひとつの約束が実現することをお語りになり、自ら成就してくださいました。イエス様は人の罪を処理し、ゆるし、導いてくださるために、そして死後の永遠の幸いのためにおいでになり、職務を全うされました。それはキリスト様が、罪のないお方であるということ(使徒2:24)、そしてキリスト様の贖罪が完全であること(ローマ4:25)が土台となっています。
イエス様がキリストであられることは、クリスチャンに対する具体的な表示でもあります。それはイエス様が預言者・祭司・王としての職務を兼ね備えておられる、油を注がれたキリストであられることを、私たちが信ずることが出来るためでもあるのです。イエス様は預言者として、お語りになるお方です。(へブル1:2) 人が救われるためには、確かな神のことばを聞く必要があります。イエス様がお語りになったことを聞き信ずる者には祝福(救い)が約束されています。イエス様がキリストであられること(救い主としての職務をお持ちであられること)を信ずる人は、さばきに会うことがなく、永遠に罪を犯さない中で神様と共に生きることが出来るいのちが与えられます。(ヨハネ5:24)
イエス様は大祭司として、自らが非の打ちどころがないいけにえとなられました。(ローマ8:31~34) このことにより、罪のある人間が神様の前において義と認められる(正常な歩みが出来る)ということが実現しました。イエス様のみわざに基づいて神様に近づくことが可能となったのです。そして義と認められた(なお弱い者である)クリスチャンは、罪を犯すことを除いて人と同じ経験を通られたイエス様の執り成しの恵みに(継続的に)与っているのです。現在クリスチャンの肉体は地上にあっても神様の御前である恵みの御座に近づくことがゆるされ、イエス様は神様との交流を助けてくださるのです。
イエス様は王であられるため、クリスチャンはこのお方に従うことを優先することが求められています。(ルカ9:23) イエス様の弟子は、自身が十字架につけられることを承認し、自己を“はりつけ”にして従うのです。イエス様を王として認めるということは、所有権はイエス様にあり、イエス様の統治に委ねるということです。
このようにクリスチャンは、復活されたイエス様の預言者としての教え、大祭司としてのとりなし、王としての導きを受けることができるのです。そして復活されたキリスト様によって救われ、キリスト様に属している者として、教会のかしらであられるお方を認め従う時、健全な歩みが実現するのです。

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