2012年6月17日 礼拝メッセージ

 イエス様は死から復活された後 ご自分の弟子の中でもリーダー的な存在であるペテロに個人的に質問なさいました。「私を愛しますか」と。ペテロはこの三度の質問に対して三度とも「それはあなたがご存知です」という内容の返事をしました。イエス様が十字架にかけられようとしているとき イエス様との関係を否定した彼にとっては精一杯の返事であったのでしょう。そのような「裏切り行為」をしてしまった彼に対してイエス様はこれからクリスチャン達を教え導いていくように命令されました。

 ペテロは自身の手紙の中でクリスチャンの群れをリード(牧会)していく上で大切なことを記しています。(Iペテロ5:1-4) まずクリスチャンの群れ(教会)は単なる人間の集合ではなく、「神の羊の群れ」であるということです。リードしていく教会(クリスチャンの集合)は神様のものであるという認識をもって行われるべきものなのです。そしてリードしていくのは単なる義務感からではなく神様から与えられた任務として真心からなされるべきものです。そこには私利を求めるといった不純な動機からではなく喜びをもってすることが求められています。さらにクリスチャンのリーダーは支配者ではなく導いていこうとする人達にお手本を示す指導者であるようにと求められています。クリスチャンの群れをリードしていく究極的な目的はやがてお会いすることになるイエス様からの「しぼむことのない栄光の冠」でありイエス様が讃えられることです。

 私たちと同じように様々な弱さを抱えたペテロにイエス様は「私を愛しますか」と質問され役割をお与えになりました。神様は私たちそれぞれにもお声をかけイエス様によって注いでくださった溢れるほどの愛に応答することを求めておられます。私たちは今日、そしてこの先の人生においてどのように神様にお応えし、お仕えしていくことが出来るでしょうか。

 

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