「見てごらんなさい。神のいつくしみときびしさを。」(ローマ11:22)
I. 神のいつくしみ:それは創造によってあらわされました。→①天は地のため、地は人のために造られた(ゼカリヤ12:1; イザヤ45:18)
②人は快適な環境に置かれた(創世記1:31; 2:8)それは家(建物)がなくても着るものがなくても生きることができるものでした。
③自由にいつでも、おいしいものを食べることができた(創世記2:8,16)
④エデンの園を管理した(創世記2:15)これは神様から人に与えられたつとめです。
⑤神と共に生活した(創世記2:16)神様は人と親しい関係を持ち交流することができました。
II. 神のきびしさ:それは神様よりも自分を優先した愚かな人に対する神様のお取り扱いです。→①犯罪に対する罰(1)死(ローマ6:23; 5:12):神様に対する罪を犯した人(そして人の世界)には死が現実となりました。罪の性質、そしてその結果の死は代々受け継がれ全人類に広がりました。(2)諸国民に対して(黙示録6:16-17; マタイ25:31-33,41):時代の終わりに神様はさばきをなさいます。罪のある人はのろわれた者として取り扱われます。(3)死後の審判(へブル9:27; 黙示録20:11-15):最終的なさばきは死後に行われ、罪ある人は永遠の刑罰を受けることとなります。
②災害(IIペテロ3:5-7,10,12)
③信者に対しては、懲戒、警告、訓練である(へブル12:6-11)イエス様による救いをいただいたクリスチャンは、与った新しいいのち、そして聖霊によって歩みが導かれます。クリスチャンもなお生きている限り、罪の性質を持ち、老化など様々な好まない事柄と向き合わなければなりませんが、これらは神様の愛によるお取り扱いの範囲内です。
III. 神のいつくしみ:それは救いによってあらわされました。→①悔い改めの勧告(ローマ2:4)(1)すべての人に(使徒17:30-31)(2)一人でも亡びることを望まれない(IIペテロ3:9)
②救いの道を備えられた(テトス3:4-6; ローマ5:8)愛に基づく神様のなさけは人に対してあらわされているのです。
③キリストの愛の中に守られる(ローマ8:39)救いの道へと進む者とされた人は、生涯においてどのような経験をしても、安心の基である神様の愛の中に保たれます。
神様のなさけ(いつくしみ)に自分を置きましょう!