人生には転換点(ターニングポイント)があるようです。誰か、何かとの出会い、或いは何らかの経験を境にして生き方が変わっていくものです。パウロの人生における転換点は言うまでもなく、神の御子イエス様との出会いです。イエス様を迫害し、イエス様を信じるクリスチャンたちを迫害していた彼が、イエス様と出会って以来、イエス様、そしてイエス様による救いを伝える人へと大きく変えられていきました。今回は福音(みことば)が人にもたらす変化について考えてみましょう。
I. 人は神様によって変えられる: 変化は神のみわざである →人が本当の神様の存在を知ると、神様の権威を認めます。神様の権威を認める人は、自分の(神様の前における)真の姿を知ることになります。自分は罪のある人間だということを知ります。同時に罪のある自分は神様の前において(その結果 罰を受けなければならない)絶望状態にあることを認めるに至ります。その人は神様の前に謙り、救いを求めます。そして今までの神様の前における罪を悔い改めます。悔い改めとともに、(身代わりに死なれた)イエス様を自分の個人的な救い主として信じます。その人の罪はゆるされます。その人は永遠のいのちの約束を手にし、霊的に生きる(神様のために生きる)人とされます。霊的に生きる人は、イエス様に似た人となる、また実を結ぶ(生み出す)こと等を通して成長している現実をあらわしていきます。
II. 人が変えられると、神様がほめたたえられる: 変化には神の目的がある →イエス様を信じて変えられ、新しい生き方をするようになると、その変化を周囲の人々が認めるに至ります。その変化が神様のちからによって起こったことを知り、神の存在や働きについて知ることになります。一人の人の変化は、ある人々に、本当の神様を信ずる、或いは本当の神様をほめたたえる機会を与えることになるでしょう。
(詩篇22:23; マタイ5:16; ペテロ前2:9,12; ヨハネ15:8; ローマ15:6; Iコリント6:20)
まとめ:あなたが神様によって変えられ、変えられ続けることにより、神様に栄光が帰せられる →あなたはイエス様を信じて死ぬべき者・滅ぼされるべき者から救われる者・祝される者へと変えられましたか。(IIコリント5:17) もしそうであるなら、クリスチャンであるあなたは、イエス様に似る者へと継続的に変えられていますか。(成長していますか) あなたが霊的に変えられるカギは福音(みことば)です。あなたがみことばを信じ、みことばに従うという正しい応答によって、良い変化があなたの上に起きるのです。そして起き続けるのです。みことばによって教えられるあなたは、磨かれ、きよめられ、整えられていきます。イエス様をより忠実に反映する(映し出す)人になっていくということです。(IIコリント3:18)そのような歩みを続けるあなたを通してイエス様(神様)がほめられることになるのです。そしてそのことを神様は喜んでくださいます。