旧約時代における聖霊なる神様のお働きは部分的であり限定的でした。御子イエス・キリスト様は聖霊なる神様についてより明確な約束を与えておられます。(ヨハネ14:16-17,26) 近い将来 聖霊なる神様が助け主としておいでになり、いつまでも共におられるという約束です。聖霊なる神様がおいでになることは、まず御子イエス様が去っていかれることを前提としていました。(ヨハネ16:7) そしてそのような過程がクリスチャンにとって「益」であると仰いました。聖霊なる神様は将来のことを含めて、真理の御霊として真実を教えてくださいます。(同13節)
パウロは自分の中にキリスト様が「生きておられる」と告白しています。(ガラテヤ2:20) このことは奥義であり、理解が困難なことでありますが、現実です。(コロサイ1:27) 神様は信じる者達がこのことを知ることを望まれたのです。キリストはクリスチャンの中に、そして教会の中に存在されるのです。
イエス様は死んだ者と生きた者の主であられます。(ローマ14:9) そしてクリスチャンは「キリストの御霊」を持つものであり、聖霊なる神様に属する者です。(ローマ8:9) クリスチャンの集合である教会は、神の神殿であり、聖霊なる神様が住んでおられる(Iコリント3:16-17)と同時に、個々のクリスチャンは聖霊なる神様が住まわれる神の宮です。(Iコリント6:19-20) 死んで復活され、昇天されたイエス様のみわざに基づいてこの(教会の真理に含まれる)祝福の現実があります。(Iコリント15:12-20)