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恵みの手段とは、神様が定められた信仰生活を保つための具体的な手段のことを言います。これには、①みことばと②祈りが含まれます。今回はみことばがクリスチャンの聖化の手段であることについて学びます。
みことばはクリスチャンを聖別する(ヨハネ17:17; Iペテロ1:22): 聖別とは、何かを特定の目的のために取り分けることを言います。イエス様を信じて救われたクリスチャンは、神様と神様の目的のために取り分けられ、神様がお望みになることを行う者たちです。聖書のみことばはクリスチャンを聖め、取り分けます。クリスチャンが柔軟に、そして謙虚に聖書の教えを受け入れ、自分自身に適用するならば、神様が意図される者へと変えられ、神様のお役に立たせていただけるのです。
みことばは人の心の状態とその必要を示す: みことばは、鏡・洗盤・ともしび・剣にあらわされます。
鏡(ヤコブ1:25; IIコリント3:18):神様の栄光はみことばにあらわされ、それを拝見しながら、クリスチャンの聖化のプロセスが進んでいきます。クリスチャンは今、神様の完全な栄光を見ることはできませんが、神様の素晴らしさを映し出すことが出来る者とされています。自分の顔に神様の栄光を単に反映させるだけでなく、イエス様と同じかたちに姿を変えられていくのです。
洗盤(エペソ5:26):クリスチャンは、みことば(というきよめの力)に従う度毎にその生活がきよめられていきます。
ともしび(IIペテ1:19):罪の闇の世界にあって、(制限はありますが)
完全な神様の啓示であるみことばに目を留め続ける必要があります。(イエス様の再臨において完璧な主ご自身の啓示があるまで)
剣(エペソ6:17; ヘブル4:12):剣は攻撃にも防御にも使える武器で、危害から身を守るため、そして敵を攻撃して打ち勝つために使用します。兵士は、その剣から最大の利益を得るために、その正しい使い方を厳密に訓練する必要があります。クリスチャンも、サタンの勢力に対して霊的な戦いの中にあるので、みことばを正しく扱う(正しい理解と適用)方法を知る必要があります。みことばによって悪魔の攻撃を防ぎ、悪魔の策略を粉砕するためです。
みことばは、信じる者に対しては慰めを与え栄養を提供しますが、イエス様に自らを委ねない者に対してはさばきや懲らしめとなります。みことばは、不信仰な者、誤った意図を持つ者を暴露するのです。
みことばは聖霊の働きを伴って結果を生み出す(Iペテロ1:12; IIコリント3:18): 聖霊なる神様の働きが伴う時、みことばは霊的な結果を生み出します。みことばによってイエス様の真理を知り、知識が深まるにつれて聖霊はクリスチャンの変化を助けるのです。
歴史上、偉大な神の人は聖書を常に読んでいました。真に聖さを求めるのであれば、祈りをもって聖書の学びに励むべきです。(ヨシュア1:8)
まとめ:みことばへの従順が聖化を実現する
クリスチャンはイエス様ゆえに救われ、イエス様ゆえに聖められていきます。みことばを信じ、受け取り、生活において実践することにより、神様のみこころとみことばの目的が最大限行われていくことを、身をもって体験させていただきましょう。