アメリカ人の友人が家族を連れて会いに来てくれた。大学で同部屋だった彼の結婚式に行って以来23年ぶりの再会。SNSでどこにいても気軽に繋がれる時代ではあるが、学び舎を離れれば疎遠になっていくもの。そんな中で彼は私のことを覚え、私の家族のこと、日本での働きのことに関心を寄せてくれていた。奥さんの家族がいるフィリピンへの旅の帰りに、日本に、そして養老まで来てくれた。(ここ何日か家族の大半が体調不良で”来てもらおうかどうしようか”と前日まで決められなかったのだが・・・)京都から東京へ向かう途中に名古屋に宿を取り「わざわざ」来てくれたのだと思う。お互いにあらゆることが違う環境に身を置き、違ったかたちで同じ主にお仕えしている。かつて学生同士であった者たちが、それぞれ家庭を持ち、20数年を振り返ってお互いの足取りを「更新」するには半日は短すぎた。駅で別れ際に彼が祈ってくれた。彼の祈りを聞きながら、再び彼が私と私の家族に示してくれた愛の大きさを感じた。彼の姿勢は、他者を愛すること、励ますこと、祈ること、そして支えることの意味を教えてくれている。彼のように、自分もキリスト様を反映する者でありたいと思わされた。
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