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イエス様を信じた人の中には御霊が住まわれます。それは感覚的に認識することではなく、みことばの約束を信じることによって知ります。御霊は単に神秘的なちからとか、影響力ではありません。御霊は三位一体の第三位格であられ、人格をもっておられます。このお方が神であられることの前提として、一人格であることを聖書から確認したいと思います。
I. 御霊には人称代名詞が使われている
聖書で御霊は「この方」と呼ばれ、英語訳では「彼」(”he”や”him”)が使われています。
(ヨハネ14:17; 16:13)
II. 御霊は「助け主」であられる
御霊は助け主としてクリスチャンを励まし続けてくださいます。(ヨハネ14:16,26)原語では同じ言葉が御子にも使われています。(Iヨハネ2:1) それは御子がそうであられるように、御霊も人格をもった存在であられることを説明しています。
III. 御霊は人格的特質を有しておられる
御霊は知性(Iコリント2:11)、感受性(ローマ8:27)、そして意志(Iコリント12:11)をもっておられます。
IV. 御霊は人格的行動をされる
働く(Iコリント12:11):御霊は良しとされる時と方法でクリスチャンに与える賜物を働かせてくださいます。
物事を究める(Iコリント2:10):御霊は神が知っておられることすべてを知っておられます。御霊は神であられるからです。
語る(使徒13:2; 黙示録2:7)
証しする(ヨハネ15:26):この箇所では御霊が福音を証しすることが強調されています。
教える(ヨハネ14:26):弟子たちはイエス様の教えをすべて理解できたわけではありませんが、御霊の超自然の働きによって、イエス様とイエス様の働きを理解し、福音書やその他の書を記録するに至りました。現在私たちは御霊の教えの働きにより必要な真実を理解することが可能となります。
認識させる(ヨハネ16:8-11):御霊の働きは罪を断罪することではなく、罪を認めさせ、救い主の必要を認めさせることです。
生まれかわらせる(ヨハネ3:5)
祈る(ローマ8:26-27)
真理に導く(ヨハネ16:13)
キリスト様の栄光を現す(ヨハネ16:14)
人々を奉仕へと召す(使徒13:2)
人々を奉仕において導く(使徒16:6-7)
V. 御霊は御父、御子と密接な関係をもっておられる
御霊は(他の位格である)御父と御子と同等の存在であられることが、バプテスマの式文(マタイ28:19)、使徒の祝祷(IIコリント13:13)、そして教会に対する職務(Iコリント12:4-6)からわかります。
VI. 御霊は人格的な扱いを受けられる
欺かれる(使徒5:3-4)
試みられる(使徒5:9)
悲しませられる(エペソ4:30)
反抗される(使徒7:51; マタイ12:32)
侮られる(ヘブル10:29)
けがされる(マタイ12:31)
まとめ: 御霊は人格をもった神であられる
クリスチャンの中に住んでおられる御霊は、常に、そして永遠に共におられます。その事実が私たちを存在価値のあるものとします。私たちは救われ、同時に神を内に宿しているのです。また御霊に語りかけられ、教えられ、導かれています。私たちは御霊の宮とされているのです。これらの事実はあなたの生き方に影響を与えるでしょうか。その立場に相応しい歩みへの動機付けとなるでしょうか。私たちは、ともすれば世の中のこと、生活のことにとらわれすぎて、正しい意味での自己肯定感が失われてしまうかもしれません。しかし、現実は、御霊をもつ、そして神の尊い所有であることを覚えたいと思います。