3月1日 イエス様は牧者②

今回の箇所には「宮きよめの祭り」が登場します。これはユダヤ人の年中行事であるハヌカとして知られているものです。ハヌカはヘブル語で“奉献”を意味します。紀元前165年ごろのマカベア戦争に勝利し、エルサレムを奪還したことを記念する祭りで、毎年12月に八日間をかけて祝われます。この時、ハヌキヤという9つの枝がある燭台が灯されます。各家庭ではランプやろうそくが灯されるため“光の祭り”とも呼ばれます。この祭りの期間にイエス様は、ご自分が羊飼いとして導かれる羊たちについて語られました。(ヨハネの福音書10章22~30節)

I. 主の羊ではない者の不信 (22~26節)

あるユダヤ人たちは、イエス様に対して、“自分がキリスト(メシヤ)であるならばはっきり言うように”と迫りました。ある者たちは、イエス様によって国家が独立することを願っていたのでしょう。一方、ある者たちは、イエス様によるメシヤであることの明確な宣言を、攻撃する材料にしたいという思惑があったのでしょう。いずれにしても、(父なる神様の権威によって行われた奇蹟を見ても)彼らはイエス様を信じない人々でした。彼らはイエス様に属する羊ではないからです。

II. 主の羊に与えられた主との親密な関係 (27節) 

イエス様の羊に属している者たちにイエス様は呼びかけてくださいます。名前を呼ばれた彼らはその声を聞き分けることができます。イエス様は一人一人を個人的にご存知であられます。イエス様は彼らを導かれ、彼らはそれに従います。彼らの従う姿は、イエス様の群れに属する羊であることを特徴付けます。イエス様(神様)はご自分の羊をお選びになり、彼らは信じてイエス様についていくのです。

III. 主の羊に与えられた永遠の護り (28~30節) 

イエス様はご自分の羊にいのちをお与えになります。それはイエス様の尊い犠牲ゆえのいのちです。イエス様からのいのちを受けた者たちは、決して誰かに奪い去られることはありません。同時に父なる神様も彼らを永遠に護ってくださいます。(コロサイ3:3)これがすべての真のクリスチャンに約束されている完全な永遠の保障です。そしてこのことは、クリスチャンの存在が、イエス様が父なる神様から授かった者たちという位置付けであるからにほかなりません。(6:39; 17:12)父なる神様と御子イエス様は、それぞれご人格をお持ちになられますが、それでいて一つの(神としての)ご性質を共有しておられるのです。父なる神様とイエス様は一つとして機能されるのです。(5:19-22)この事実は羊であるクリスチャンのお取り扱いにも適用されているのです。

まとめ:大牧者であられるイエス様の護りの御手が永遠である事実はクリスチャンにとって唯一の完全な慰めである

私たちはなぜイエス様の羊となることができたのでしょうか。なぜイエス様の羊であり続けることができるのでしょうか。それはイエス様が忍耐をもって私たちに、信じるように呼びかけ続けてくださったからです。私たちは神様の前にゆるされ救われてもなお、罪深く、弱く、不従順な者たちです。しかしイエス様はそれでもなお寛容と憐れみとをもって導こうとしてくださいます。イエス様の羊であることの永遠の契約は、私たちに希望と平安と賛美を抱かせます。イエス様の“完全な永遠の囲い”の中にいる羊としてふさわしく、イエス様をさらに知り、このお方に従う歩みをしていこうではありませんか。(へブル13:20)

 

 

 

 

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