12月16日 光なるお方の受肉②

光の速さは「1秒間に地球を七周半する」と説明されます。とてつもない速さです。光は私たちの生活に欠かせません。光のないところに円滑な日常は成り立ちません。しかし目に見える光よりも大切なもの、それは心の内面の光です。聖書は光なるお方としてこの世界に来られたお方のことを語っています。今回はこのお方がもたらす光がどのようなものであるかを考えてみましょう。

I. 神様のご性質である光 (Iヨハネ1:5、2:8、Iテモテ6:16、ヤコブ1:17)
イエス様の放つ光は、神様のご性質を映し出しています。神様のみことばは真実で間違いや偽りはありません。また神様は完全にきよくあられ、罪が決してありません。

II. 神様の栄光をあらわす光 (IIコリント4:4、6、黙示録18:1、21:23~24、22:5)
イエス様の放つ光は、栄光に満ちたものであり、神様の栄光を際立たせるものです。(自然の)光を創造されたお方が、人の中に超自然の光をもたらし、ご自分を信じた者をやみの国から、光の国へと招き入れてくださいます。「神の栄光を知る」とは、イエス様が肉体をお取りになった神であられることを知ることです。神の栄光はイエス様においてあらわされたことを理解する(信ずる)ことです。これはヨハネの福音書のテーマでもあります。

III. 神様からの希望・平和である光 (マタイ4:16、イザヤ9:1~2、ルカ1:78~79、2:32)
ヨルダン川の西側、ガリラヤの北東地域のゼブルンとナフタリはイスラエルの北の国境に位置します。この地域の人々はかつてアッシリヤの侵入の際に最初に苦しめられた人々です。(II列王15:29) それはイスラエルの暗黒時代の始まりでした。しかし神様はイスラエルの人々が受けた恥辱を光栄に変えてくださるのです。この預言を新約聖書ではイエス様が人としてこの世界においでになったことに適用しています。罪によって暗くなった世界にイエス様は偉大な光として来られ人々はその光に照らされたのです。(ヨハネ8:12)

まとめ:受肉された光なるお方は、私たちを照らし、私たちを光に招き入れてくださった
私たちは光が無ければ多くの物を認識することができません。しかし、神様は光がなくてもすべてをご覧になることができます。ですから、私たちが(闇の中にいる)自分には見えないのだから、神様も見ることができないだろうと考えるのは愚かなことです。私たちは罪のために自ら暗くなり、罪の世において闇の中をさまよう者たちでした。しかし聖書により、神様を知り始めることができました。みことばの光に照らされたからです。希望の光が差し込み始めたのです。そして光なるお方、イエス・キリスト様を受け入れることができたのです。神様との和解が成立し、永遠の安心が現実のものとなっているのです。肉体を取られ、光としておいでになったイエス様によって、私たちは“光の路線”へと招き入れられ、永遠の幸いが保障されているのです。このことを喜び感謝しましょう。

 

 

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